新任課長研修 管理職としてのスキル強化
講座概要
新任管理職(課長)が、上司として職場のマネジメントを開始するにあたり、最低限身につけておくべきスキルと心構えを学ぶ講座です。職場として取り組むべき課題の設定、自職場で行われる仕事と部下の掌握、そして部下育成という上司としての基本的な役割に焦点をあて、課長として理解しておくべき事項を解説します。
学習目標
- 課長のマネジメントとは如何なるものかを理解する。
- 部下を持つこと、上司になることの意味を理解する。
- 課長の基本的な役割である「職場の課題設定」「職場の掌握」及び「人材育成」に関わる基本スキルを理解する。
本講座の特徴
本講座では、3つの重要テーマ(「職場の課題設定」「職場の掌握」及び「人材育成」)について、それぞれケースを題材にしたグループ討議により課長の果たすべき役割や課長としての禁じ手を確認した後、講義による系統的な知識学習を行い、最後に自分自身に欠ける要素の認識を求めるという基本構成で、聞きっぱなしの座学にならないように学習を進めます。
講座仕様
- 想定受講者 :新任課長
- 時間の目安 :7時間
- 受講人数の目安:16名~25名
研修カリキュラム
標準的なカリキュラムの一例をご紹介します。
1.課長の使命
・マネジメントとは何か
・課長の使命(職場を預かること、部下を持つことの意味)
2.職場の課題設定
<ケース討議> 方針不在の職場
(個人検討、グループ討議、発表・講評)
・課題の発見と解決
・課題発見の思考プロセス
・部下の仕事を方向付ける(目標管理プロセス)
<振り返り> 自分に欠ける要素と強化法
(個人検討、代表者発表と講評)
3.職場(部下と業務)の掌握
<ケース討議> 誰も責任をとらない職場
(個人検討、グループ討議、発表・講評)
・仕事の任せ方(進捗管理と報連相の基本)
・判断と承認(上司としての責任の取り方)
・問題発生時の対処(上司として、組織の一員として)
<振り返り> 自分に欠ける要素と強化法
(個人検討、代表者発表と講評)
4.部下指導と人材育成
<ケース討議> 人材が育たない職場
(個人検討、グループ討議、発表・講評)
・人材育成の重要性と3つの育成手法
・人材育成の考え方と計画的なOJT
・パワハラ防止と上手なほめ方・叱り方
<振り返り> 自分に欠ける要素と強化法
(個人検討、代表者発表と講評)
5.課長の役割の再確認
・マネジメントの意味
・上司としてのふるまい
カスタマイズの視点
本講座は、課長としての業務を開始するにあたっての最低限の知識と心構えを習得することを意図したものです。研修時間の制約により学習内容を絞り込んでいますので、自社の管理職育成においてぜひ盛り込みたい学習項目がある場合、標準プログラムのどの要素を外すかという意思決定が必要になります。