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コンプライアンス経営全般に関する書籍

コンプライアンス部門のスタッフとして知っておくべきコンプライアンス経営全般の知識を扱う書籍のなかから優良図書をご紹介します。

入門書

コンプライアンス経営の入門書として最適な書籍をご紹介します。

図解 コンプライアンス経営(第5版)
(浜辺 陽一郎著 東洋経済新報社刊)

もはや説明の必要のない歴史的名著の最新版です。
この領域のベテランであれば、「私はこの本でコンプライアンスのなんたるかを学んだ。」という方も多いと思います。日本型コンプライアンスはこの本から始まったと言っても過言ではないと思います。
コンプライアンス経営をどのように理解すべきか、実務において知っておくべき知識やノウハウ、そして法令別のコンプライアンス各論まで、この本を読むことでコンプライアンススタッフとして必要な一通りの知識が身につきます。そしてある程度の経験をつんだあとで再び読み返すことで、さらに新たな気づきを得られることでしょう。
コンプライアンス部門に一冊常備していただき、新任のコンプライアンス部門スタッフの方に是非一読をお勧めしたい本です。
(発売日 2023.01.27)

「当店のイチ押し(お勧め書籍)」のコーナーにも掲載中)

類書の紹介

これってシロ?クロ? 身近な法律の135の事例集
(高橋裕次郎、村尾遼平 著 セルバ出版刊)

「これって法律違反何だろうか?」と不安になることってありませんか。法律は政令・府省令・条例まで含むとそれこそ五万とあるわけですので全部覚えるなんてとてもできません。しかし、幾つかの身近で典型的な事例をもとに法律の考え方を学べば、「ひょっとして、これはまずいのでは?」と鋭敏なセンスが養われるはずです。
本書は最初に知床遊覧船事故など最近話題になった事件の解説から入り、うっかりやっちゃって犯罪になって強いかねない事例を数多く紹介してくれます。コンプライアンス研修で「こんなこと、やってないでしょうね。逮捕されるんですよ。」といった感じで受講者の気持ちを引き付けるのに使えそうなネタが満載です。
項目別にわかりやすく整理されていますので、通勤途中でも読みやすいと思います。
(発売日 2023.11.27)

研究書

コンプライアンス経営全般について、さらに深く学ぼうとする際に役立つ書籍をご紹介します。

新コンプライアンス経営
(今井 祐著 文眞堂刊 2021/3/31)

我が国における様々な企業不祥事を研究し、これからの日本企業に必要なコンプライアンス経営への取り組みについて考察した本です。
前半の事例研究の部分はコンプライアンス研修における事例紹介に役立つ内容であり、後半は企業倫理の徹底に向けた打ち手の考察、最後はこのような取り組みを実効性のあるものにするために取締役会がどのような機能を果たすべきかという点について考察しています。
読んですぐに実務に役立つ本ではありませんが、コンプライアンス推進に向けてコンプライアンス部門が果たすべき役割を考える際にヒントを与えてくれます。
(発売日 2021.03.31)

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