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会社法と労働法に関する書籍

コンプライアンス部門のスタッフとして知っておくべき会社法と労働法の基礎的な文献をご紹介します。

取締役と会社法

会社法における取締役の責務についての本をご紹介します。

取締役の法律知識(第4版)
(中島 茂 著 日経文庫)

会社法を丸ごと勉強しようとすれば大変なお話になりますが、コンプライアンス部門スタッフにとって日常的に必要となる知識はコーポレートガバナンスに関わる部分が中心だと思います。まずはそこから学習を始めましょう。
そんなニーズにぴったりこたえてくれるのが本書です。株式会社の仕組みから取締役の身分と法的責任まで、基礎的な事項を余さずコンパクトにまとめてくれています。
(発売日 2021.06.24)

取締役会の運営

法的な問題を起こさないための取締役会の運営に関する本をご紹介します。

新しい取締役会の運営と経営判断原則〈第2版〉
(長谷川 俊明 著 中央経済社刊)

上場会社ではよもやそのようなことはないと思いますが、グループ会社の中には取締役会の運営がおざなりになっていることも少なくありません。親会社による子会社監査でとんでもない実態が明らかになり、緊急改善の対象となったという話はわりと多く聞きます。
このような問題を防ぐためにも、取締役会運営の正しいあり方をグループ全体で共有する必要があります。本書はそのための教材としても有意義な一冊です。
(発売日 2020.02.19)

労務管理と労働法

法的に問題のないマネジメントのための労務管理の基礎的文献をご紹介します。

管理職になるとき これだけは知っておきたい労務管理【改訂2版】
(佐藤 広一  著 アニモ出版刊)

管理職向けの労務管理のロングセラーです。現代の部下は法令を学んで理論武装をしています。時代は変わったのです。「昔はこうだった」という古い感覚だけにたよったマネジメントではいつ地雷を踏んでもおかしくありません。何かと法令をちらつかせて部下を脅すようなマネジメントはいただけませんが、上司として労働法に関しては部下以上の知識を持ちたいものです。
本書では実務に即して労働法をベースとした正しい労務管理の在り方が述べられています。上司として部下をもったなら、まずはこの本を読むことをお薦めします。
(発売日 2023.04.14)

問題社員への対応

問題社員への上手な対応法を解説した文献をご紹介します。

問題社員のリスクと実務対応 -裁判例による法的検討と対応策-
(江畠健彦  著  労働調査会 刊)

能力不足や遅刻・無断欠勤を繰り返す問題社員がいます。まじめに働く大勢の社員が馬鹿を見ないためには、彼らを放置することができません。しかし、ひとたび雇用した社員は労働法による保護を受けますので、簡単に解雇もできません。正しい手順を踏んだ対処を行うことで、無用のリスクを回避することが賢明です。
本書では問題社員対応の基本原則を整理したうえで、問題類型別の対処方を解説してくれます。併せて過去の重要判例を整理してくれていますので、自社の問題社員への対象法をイメージでき易い工夫がなされています。
(発売日 2021.05.19)

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